バイアグラと目の関係性だけは知っておきたい

男性の目

バイアグラは二十世紀末あたりから世界中で爆発的にヒットしました。
ところが、その陰には副作用で苦しむ人々の姿もありました。
たとえば個人で購入して知識のないまま服用し、命を落とした方もいます。
医師の説明をきちんと受け、処方を間違わなければ命に関わる危険性はありませんが、それでも過剰摂取などにより取り返しのつかない結果を迎えた人は後をたちません。

それに加え、最近は失明する危険性を指摘されています。
先日オーストラリアの研究機関がその信憑性について「高い」という研究結果を出しました。
マウスの実験で伝達信号を助ける酸素を阻害する結果が出たというのです。
さらにアメリカでも同様に検証が進んでいて、視神経に影響を及ぼす症例が数多く見受けられています。
他の病気との因果関係もあるようで、軽度のものを含めると、症状を訴える人はかなりの数にのぼっています。
それは視神経だけにとどまらず、他の感覚器、たとえば聴力などにも悪影響を及ぼすのではないかとも言われています。

また、非動脈炎性前部虚血性視神経症との関連も検討されています。
非動脈炎性前部虚血性視神経症とは、視神経の病気の一つです。
痛みはないものの、突然視野が欠損するという症状に見舞われます。
その原因としては、視神経へ流れる血液量の減少が挙げられます。
そのせいで視神経細胞が酸素不足や栄養不足に陥り、結果的に壊死を起こしてしまいます。
一般的に、前部虚血性視神経症は動脈炎性のものと非動脈炎性のものとがあると言われています。
動脈炎性のものが側頭動脈炎に由来すると考えられているのに対し、非動脈炎性のものは原因がわからないと言われています。

非動脈炎性前部虚血性視神経症は、中年期以降の人が発症しやすいと言われています。
発症に至るメカニズムはわかっていないものの、高血圧や糖尿病、心疾患などの生活習慣病に罹患している人が発症しやすいと言われています。
明確な治療法が確立されていないため、その要因と考えられている高血圧や糖尿病などの治療が中心として進められます。
ただし、その約半数は特別な治療を行わなくても自然と改善することがわかっています。
また、一度改善した眼は再発しにくいと言われています。
ただし、片一方の眼が発症した場合、もう一方の眼が発症する確率は高いということが判明しています。